情報職業論 -Information Professionals-
担当教員・研究室 | 配当年次 | 学期 | 種別 | 単位数 | 授業形態 | 開講年度 | ナンバリングコード | |||
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3・4年 | 夏期集中 | 選択 | 2 単位 |
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2021 | SCM370 |
アクティブラーニング |
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はい |
授業概要 |
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情報化社会の進展と職業、職業倫理を含む職業観と 勤労観、情報産業の業務内容,情報産業で働く人にとって必要となる知識と情報に関して,最新の情報や統計等をもとに講義する。その内容は,コンピュータの出現により始まった情報産業の現状及び将来,情報産業におけるシステムエンジニア(SE),プログラマ及びシステムアナリスト等の職種,職務内容と資格,マルチメディア系の職種と資格,医療情報技師の資格,著作権及びマルウェアやインターネットサーバへの侵入等の情報モラル,情報産業の業務内容をとおしての勤労観等である。学習には,グループ討論(ディスカッション)を用いる。 |
授業における学修の到達目標 |
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1.情報産業で働く人にとって必要となる知識及び情報が理解できるようになる。
2.高等学校共通教科「情報」の授業に活用できる。 |
授業計画
回数 | 授業、事前・事後学習 | 時間 | |
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1 | 事前学習 | シラバスとテキストを参照し,授業内容を把握する | 2.0 |
授業 | コンピュータの歴史 | ||
事後学習 | コンピュータの歴史について復習する | 2.0 | |
2 | 事前学習 | グループワーク課題について自分なりの意見を用意する | 2.0 |
授業 | クラウド社会
グループワークを行う。 演習課題「私たちが中学校や高校の『情報』の授業として,テキスト第1章のようなコンピュータやインターネットの歴史を教える意義はあるでしょうか」 |
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事後学習 | クラウド技術について復習する | 2.0 | |
3 | 事前学習 | ビッグデータ活用例をインターネットで検索する | 2.0 |
授業 | グループワークの結果を発表する
他人チェックシート,自分チェックシートを用い,自分のソーシャルスタイル分析を行う ビッグデータ社会 |
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事後学習 | ソーシャルスタイル分析結果を参考に,自分のグループ討議への参加姿勢を思い返し,プロジェクトにおけるコミュニケーション能力,リーダシップの発揮方法を考える | 2.0 | |
4 | 事前学習 | 情報産業関連の政府の施策をインターネットで検索する | 2.0 |
授業 | 情報産業の現状と将来 | ||
事後学習 | 自分たちの,これからの情報産業または教育界での役割を考える | 2.0 | |
5 | 事前学習 | 情報産業の発展経緯,将来への展望をまとめる | 2.0 |
授業 | 情報産業の発展
小テストを実施する |
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事後学習 | 小テストで自信がなかった項目について調べなおす | 2.0 | |
6 | 事前学習 | IT業界で人的要因によって起きた事件をインターネットで検索する | 2.0 |
授業 | IT技術者の倫理観 | ||
事後学習 | 不祥事を起こさないためのシステムについて考える | 2.0 | |
7 | 事前学習 | グループワーク課題について自分なりの意見を用意する | 2.0 |
授業 | ITの職業
グループワークを行う。 演習課題「北海道情報大学の学生全員が経営について学ぶ意義はあるでしょうか」 |
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事後学習 | 将来就きたい職業とIT産業の関係について考える | 2.0 | |
8 | 事前学習 | 著作権,商標権,特許権についてインターネットで話題になった問題を検索する | 2.0 |
授業 | グループワークの結果を発表する
他人チェックシート,自分チェックシートを用い,自分のソーシャルスタイル分析を行う 情報社会の法制度 |
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事後学習 | ソーシャルスタイル分析結果を参考に,自分のグループワークへの参加姿勢を思い返し,プロジェクトにおけるコミュニケーション能力,リーダシップの発揮方法を考える | 2.0 | |
9 | 事前学習 | ネットワーク犯罪についてインターネットで最近起こった事件を検索する | 2.0 |
授業 | サイバー犯罪 | ||
事後学習 | ネットワーク犯罪、不正アクセス禁止法についてまとめる | 2.0 | |
10 | 事前学習 | プライバシー権、名誉権について最近起こった事件をインターネット上で検索する | 2.0 |
授業 | ITの職業と情報モラル
小テストを実施する |
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事後学習 | 小テストで自信がなかった項目について調べなおす | 2.0 | |
11 | 事前学習 | グループワーク課題について自分なりの意見を用意する | 2.0 |
授業 | 情報産業における業務
グループ討議を行う。 演習課題「企業は採用面接にあたり志望者にリーダ経験をよく質問しますが,なにが狙いなのでしょうか」 |
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事後学習 | 情報産業における業務の流れについてまとめる | 2.0 | |
12 | 事前学習 | PMBOKについて調べる | 2.0 |
授業 | グループワークの結果を発表する
他人チェックシート,自分チェックシートを用い,自分のソーシャルスタイル分析を行う プロジェクトとはなにか |
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事後学習 | ソーシャルスタイル分析結果を参考に,自分のグループ討議への参加姿勢を思い返し,プロジェクトにおけるコミュニケーション能力,リーダシップの発揮方法を考える | 2.0 | |
13 | 事前学習 | プロジェクトの例とプロジェクトマネージャの役割について調べておく | 2.0 |
授業 | プロジェクトの進め方 | ||
事後学習 | プロジェクトに参画する心構えをまとめておく | 2.0 | |
14 | 事前学習 | 目標とする職業人,目指している社会人について説明できるようにまとめておく | 2.0 |
授業 | IT技術者の勤労観 | ||
事後学習 | IT産業に従事する者特有の問題についてまとめる | 2.0 | |
15 | 事前学習 | IT産業の問題点と解決策をあげてみる | 2.0 |
授業 | 情報産業における業務と勤労観
小テストを実施する |
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事後学習 | 小テストで自信がなかった項目について調べなおす | 2.0 |
成績評価の方法およびその基準 |
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次項の項目及び割合で標準評価基準に基づき総合評価する。
成績評価方法 □ 定期試験( %) ■ 小テスト( 85 %) □ レポート( %) ■ 演習課題( 15 %) □ その他 [ ] |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法 |
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小テストの結果を個別に通知する。 |
教科書 |
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参考書・Webサイト |
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特に無し |
単位習得が望ましい科目 |
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特に無し |
備考 |
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特に無し |
担当教員の実務経験 |
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百貨店,病院,保険会社のシステム構築にシステムエンジニアとして参画した後,1990年より北海道情報専門学校で情報処理教育に従事してきた。1998年からは電子開発学園メディア教育センターで衛星通信と専用ネットワークを使った遠隔教育システムを運用し,講師兼マネージャとして,専門学校と大学の授業を配信する業務を行っている。「情報職業論」では自身の経験をもとに教育の現場,システム開発の現場で起こりうるさまざまな問題を受講生と共有し考察する教育を実施する。 |