宇宙開発情報学 -Space Development Informatics-
担当教員・研究室 | 配当年次 | 学期 | 種別 | 単位数 | 授業形態 | 開講年度 | ナンバリングコード | |||
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3・4年 | 前期 | 選択 | 2 単位 |
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2021 | SSP320 |
アクティブラーニング |
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いいえ |
授業概要 |
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宇宙システムで使われるソフトウェアには極めて⾼い信頼性・品質が要求される。⾼信頼で⾼品質なソフトウェア開発技術は、宇宙システムに限らず、⽣命の危険がある医療関係、航空機や⾃動⾞製造関連など多くの分野で必要とされる。
本科⽬では、⾼信頼で⾼品質なソフトウェアを開発するための上流⼯程(要求分析と仕様化)から開発レビュー、テスト技術に⾄るまでの⼿法を学ぶとともに、安⼼安全なシステムやソフトウェアを開発するために必要な知識を学ぶ。 |
授業における学修の到達目標 |
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安⼼で信頼できるコンピュータシステムの開発⽅法論について説明できるようになる。また、コンピュータシステムの開発や検証に必要不可⽋な、ロジカルシンキングを演習等を通して⾝に着ける。
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授業計画
回数 | 授業、事前・事後学習 | 時間 | |
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1 | 事前学習 | 宇宙情報システムの実例を調査する | 2 |
授業 | 宇宙情報システムの特徴について学ぶ | ||
事後学習 | 宇宙情報システムの特徴を整理する | 2 | |
2 | 事前学習 | ソフトウェアのモデルとは何か調査する | 2 |
授業 | モデルベース技術を用いた開発について学ぶ | ||
事後学習 | モデル作成の課題を解く | 2 | |
3 | 事前学習 | モデルベース技術を用いた開発点順をまとめる | 2 |
授業 | モデルベース技術を用いた開発の演習を行う | ||
事後学習 | モデルベース技術を用いた開発の演習を行う | 2 | |
4 | 事前学習 | モデルベース技術を用いた開発の演習を行う | 2 |
授業 | モデルベース技術を用いた開発の演習を行う | ||
事後学習 | モデルベース技術を用いた開発演習の結果を提出する | 2 | |
5 | 事前学習 | ソフトウェアの開発工程について調査する | 2 |
授業 | ソフトウェアIV&Vについて学ぶ(1) | ||
事後学習 | IV&Vの必要性についてまとめる | 2 | |
6 | 事前学習 | システムにおけるリスクにはどのようなものがあるか調査する | 2 |
授業 | ソフトウェアIV&Vについて学ぶ(2) | ||
事後学習 | IV&Vの作業の流れについてまとめる | 2 | |
7 | 事前学習 | テーマ候補を読み、内容を理解する | 2 |
授業 | ソフトウェアIV&Vの演習演習を行う(テーマの選定) | ||
事後学習 | 選定したテーマの概要をまとめる | 2 | |
8 | 事前学習 | システム開発の分析手法についてまとめる | 2 |
授業 | ソフトウェアIV&Vの演習演習を行う(システム機能の抽出) | ||
事後学習 | ソフトウェアIV&Vの演習演習を行う(システム機能の抽出) | 2 | |
9 | 事前学習 | システム機能についてまとめて提出する | 2 |
授業 | システム機能について発表し、ディスカッションする | ||
事後学習 | ソフトウェアIV&Vの演習演習を行う(リスク抽出) | 2 | |
10 | 事前学習 | ソフトウェアIV&Vの演習演習を行う(リスク抽出) | 2 |
授業 | ソフトウェアIV&Vの演習演習を行う(リスク軽減策の策定) | ||
事後学習 | リスクに関してまとめて提出する | 2 | |
11 | 事前学習 | 宇宙に関する仕事について調査する | 2 |
授業 | JAXAの仕事について学ぶ(1) | ||
事後学習 | この講義で紹介のあったJAXAの仕事で教務を持ったものに就くには、どんな準備が必要かまとめる | 2 | |
12 | 事前学習 | JAXAの組織について調査する | 2 |
授業 | JAXAの仕事について学ぶ(2) | ||
事後学習 | この講義で紹介のあったJAXAの仕事で教務を持ったものに就くには、どんな準備が必要かまとめる | 2 | |
13 | 事前学習 | 演習の成果物を再確認し、整理する | 2 |
授業 | IV&V演習の結果について講評し、ディスカッションする | ||
事後学習 | 講評の結果を受け、演習の成果物を改善し提出する | 2 | |
14 | 事前学習 | システムの安全性とは何か調査する | 2 |
授業 | システム安全について学ぶ | ||
事後学習 | システム安全とは何をすれば実現できるかについてまとめる | 2 | |
15 | 事前学習 | システム安全を実現するために必要な要素についてまとめる | 2 |
授業 | システム安全の演習を行い、結果を発表し、ディスカッションする | ||
事後学習 | この講義で理解した内容をまとめて提出する | 2 |
成績評価の方法およびその基準 |
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次項の項目及び割合で標準成績評価基準に基づき総合評価する。
□試験: % □小テスト: % ■レポート(出席時提出):50% ■演習課題:50% □その他[ ] |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法 |
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講義内でフィードバックする。 |
教科書 |
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なし |
参考書・Webサイト |
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ナンシー・G・レブソン, セーフウェア, 翔泳社 |
単位習得が望ましい科目 |
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宇宙への挑戦 |
備考 |
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前期の講義時間以外に、土曜日あるいは夏期休暇期間に4コマ程度実施し、併せて15コマを実施する。 |
担当教員の実務経験 |
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【谷川健】
実務経験無し 【片平真史(客員教授、JAXA)】 宇宙情報システムの開発を企画、管理・監督した経験を生かし、宇宙情報システムなど信頼性、安全性が比数となるシステムの開発について、実例を示しながら具体的にわかりやすく説明する。 |