ソフトウェア工学 -Software Engineering-
担当教員・研究室 | 配当年次 | 学期 | 種別 | 単位数 | 授業形態 | 開講年度 | ナンバリングコード | |||
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3・4年 | 後期 | 選択 | 2 単位 |
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2021 | SCM315 |
アクティブラーニング |
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いいえ |
授業概要 |
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ソフトウェアの開発では,「スピード・コスト・品質」の3つの課題が常に求められている。その解決の方向として,ソフトウェアの部品化と再利用がある。
本講義では,その要素技術である,オブジェクト指向技術,クリーンルーム手法,そして,リポジトリを取り上げる。 オブジェクト指向技術は,ソフトウェアの部品化に適しており,クリーンルーム手法は,高品質なソフトウェア開発に有効である。そしてリポジトリは,ソフトウェア部品を再利用するために必要な技術である。 授業は,他大学に先駆けて開発した「学習者適応型e-Learningシステム(POLITE)」を利用して行う。初回は,その操作方法,学習の仕方など注意事項を話すので,必ず出席すること。 また、毎回冒頭で小テストの講評とディスカッションを行うので遅れずに参加すること。 |
授業における学修の到達目標 |
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・ソフトウェア開発の課題と解決の方向について理解する。
・オブジェクト指向技術とソフトウェア部品化の関係を理解する。 ・CRCカードとMVCモデルを用いたクラスの分析,設計手法を理解する。 ・クリーンルーム手法の特徴を理解する。 ・ボックス構造を用いた仕様記述の手法を理解する。 ・プログラムの正しさとは何かと,その検証方法を理解する。 ・ソフトウェアの品質保証の方法について理解する。 ・ソフトウェア部品の再利用とリポジトリの関係を理解する。 ・各章の上級編ではアジャイル開発やデジタルビジネス開発方法論など最新動向を理解する。 |
授業計画
回数 | 授業、事前・事後学習 | 時間 | |
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1 | 事前学習 | HPや文献で自分なりの「ソフトウェア工学」のイメージを持つ | 2 |
授業 | ソフトウェア開発の課題
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
2 | 事前学習 |
HPや文献で情報収集 |
2 |
授業 | オブジェクト指向と再利用アプローチ
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
3 | 事前学習 |
HPや文献で情報収集 |
2 |
授業 | 責任主導型設計とCRCカード
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
4 | 事前学習 |
HPや文献で情報収集 |
2 |
授業 | MVCモデルとクラスの発見
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
5 | 事前学習 |
HPや文献で情報収集してUML図を書いてみる |
2 |
授業 | UMLと開発方法論の関係
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
6 | 事前学習 |
HPや文献で情報収集してUML図を書いてみる |
2 |
授業 | UMLと開発プロセスの関係
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
7 | 事前学習 | HPや文献で情報収集して形式的手法を調べる | 2 |
授業 | クリーンルーム手法の概要
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
8 | 事前学習 | HPや文献で情報収集して形式的手法を調べる | 2 |
授業 | クリーンルーム手法:仕様・設計プロセス
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
9 | 事前学習 | HPや文献で情報収集して形式的手法を調べる | 2 |
授業 | クリーンルーム手法:検証プロセス(1)
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
10 | 事前学習 | HPや文献で情報収集して形式的手法を調べる | 2 |
授業 | クリーンルーム手法:検証プロセス(2)
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
11 | 事前学習 | HPや文献で情報収集して形式的手法を調べる | 2 |
授業 | クリーンルーム手法:品質保証プロセス
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
12 | 事前学習 | HPや文献で情報収集 | 2 |
授業 | リポジトリ
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
13 | 事前学習 | これまでの小テストを書き出して復習 | 2 |
授業 | まとめ
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
14 | 事前学習 | HPや文献で情報収集 | 2 |
授業 | 最新事情:クラウドコンピューティングとソフトウェア開発
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出 | 2 | |
15 | 事前学習 | これまでの小テストを書き出して復習 | 2 |
授業 | 総復習:理解度チェック
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事後学習 | 復習2時間で記述問題の小テストを提出
定期試験に向けて小テストや確認テストの復習 15時間 |
15 |
成績評価の方法およびその基準 |
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次項の項目及び割合で標準評価基準に基づき総合評価する。
■試験:定期試験 50%,月末テスト 30% ■小テスト:15% ■レポート:5% □演習課題: % □その他[ 感染症の状況により遠隔オンデマンドの場合は定期試験をレポートにします。 ] |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法 |
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POLITEに小テスト、試験やレポートに対するコメント、評価を掲示して、質問や疑問にも答えてフィードバックを行い、適宜の研究室訪問を歓迎する。 |
教科書 |
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なし |
参考書・Webサイト |
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なし |
単位習得が望ましい科目 |
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情報システム学概論I |
備考 |
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将来,システムアナリスト,SEを目指している学生には,必須な知識である。
関連科目は,「ERPシステム」,「プロジェクトマネジメント」である。 |
担当教員の実務経験 |
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実務経験あり (情報システム会社におけるITコンサルティング UMLビジネスモデリング、AIシステム開発 DWH開発、CASE・EA開発方法論の策定、IT投資マネジメント、大規模プロジェクト管理、ERP導入支援 CIO補佐官業務 情報サービス産業白書部会長 EAコンサル、AIシステムやリバースエンジニアリングの研究)これらを活かして毎回トピックスを織り交ぜて実践的な講義を行う。 |