システム開発基礎Ⅱ -システム情報学科は2020年度入学生まで配当年次2年- -Systems Development 2-
担当教員・研究室 | 配当年次 | 学期 | 種別 | 単位数 | 授業形態 | 開講年度 | ナンバリングコード | ||||||
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2年 | 前期 | 必修 | 2 単位 |
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2021 | SCM132 |
アクティブラーニング |
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いいえ |
授業概要 |
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コンピュータネットワークを情報システムの基盤ととらえ、ネットワークとコンピュータを用いた情報システムを開発する上で必要なインターネットにおける情報伝送・情報通信に関する基礎知識を、その基本概念と仕組みについて学ぶ。本講義では,今日の情報システムに欠くことができない情報通信ネットワークの基礎を学ぶと同時に,情報セキュリティに関する問題を理解することを目標とし,基本情報処理技術者試験等の受験にむけての知識習得を目指し、さらにネットワーク・セキュリティ関連の上位科目に結びつける。
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授業における学修の到達目標 |
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・情報通信ネットワークと情報セキュリティの基礎知識を得る
・基本情報技術者試験受験に必要な程度の情報通信ネットワークと情報セキュリティ分野の知識を得る |
授業計画
回数 | 授業、事前・事後学習 | 時間 | |
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1 | 事前学習 | テキストを入手し,各回の講義内容とテキストの関連を把握する。 | 2.0 |
授業 | クラス分けテスト
情報伝送とコンピュータネットワーク |
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事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行い,宿題の問題に回答を行う | 2.0 | |
2 | 事前学習 | 情報通信で用いられる伝送媒体の種類・特徴について調べ,どのように用いられているか把握する | 2.0 |
授業 | 伝送媒体:有線通信(電線・光)・無線通信 | ||
事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行い,宿題の問題に回答を行う | 2.0 | |
3 | 事前学習 | 2進数・10進数・16進数の基数変換が自信を持ってできるようにする | 2.0 |
授業 | 情報の表現と符号化: 数値情報 | ||
事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行い,宿題の問題に回答を行う | 2.0 | |
4 | 事前学習 | コンピュータで用いられている様々な文字の表現方法について調べ,文字コード表の見方に慣れておく | 2.0 |
授業 | 情報の表現と符号化: 文字情報と文字コード | ||
事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行い,宿題の問題に回答を行う | 2.0 | |
5 | 事前学習 | インターネットやスマートフォンを通した音声会話がどのような仕組みで実現されているのか調べ,音声情報のデジタル化と表現がどのように行われているか整理する。 | 2.0 |
授業 | 情報の表現と符号化: 音声情報 | ||
事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行い,宿題の問題に回答を行う | 2.0 | |
6 | 事前学習 | インターネットやデジタルテレビ放送を通した映像伝送がどのような仕組みで実現されているのか調べ,映像情報のデジタル化と表現がどのように行われているか整理する。 | 2.0 |
授業 | 情報の表現と符号化: 画像と動画 | ||
事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行い,宿題の問題に回答を行う | 2.0 | |
7 | 事前学習 | 情報伝送に必須不可欠な「誤り制御」・「誤り訂正」・「同期」に関して,その必要性と方法について調べ整理する | 2.0 |
授業 | 情報伝送の基礎: 誤り制御・誤り訂正・同期 | ||
事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行い,宿題の問題に回答を行う | 2.0 | |
8 | 事前学習 | 中間試験に備え,これまでの学習内容を総復習する。 | 2.0 |
授業 | 中間試験 | ||
事後学習 | 中間試験問題について各自で再度問題を解き,正解かどうかをテキスト・講義資料で確認する | 2.0 | |
9 | 事前学習 | 情報伝送の要素である「変調」「復調」・「多重化」に関して,その必要性と方法について調べ整理する | 2.0 |
授業 | 情報伝送の基礎: 変調と多重化 | ||
事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行い,宿題の問題に回答を行う | 2.0 | |
10 | 事前学習 | 身の回りの様々な情報通信ネットワークについて調べ,それを実現するためにどのような仕組みや装置が必要か考える | 2.0 |
授業 | ネットワークの形態と通信回線 | ||
事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行い,宿題の問題に回答を行う | 2.0 | |
11 | 事前学習 | 事前にOSI参照モデルを暗記し,各層の役割について理解する。 | 2.0 |
授業 | 通信プロトコルとネットワーク参照モデル | ||
事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行い,宿題の問題に回答を行う | 2.0 | |
12 | 事前学習 | IPについて調べ,IPパケットの構造と,各々のフィールドの役割について確認する | 2.0 |
授業 | インターネットプロトコル(1) | ||
事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行い,宿題の問題に回答を行う | 2.0 | |
13 | 事前学習 | IPアドレスとネットマスク・プレフィックス長の役割について調べ,これらから指し示すIPアドレス範囲を計算できるようにする | 2.0 |
授業 | インターネットプロトコル(2) | ||
事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行い,宿題の問題に回答を行う | 2.0 | |
14 | 事前学習 | インターネットで最近起きている様々な事象(事件)について調べ,その根本原因を考える | 2.0 |
授業 | 情報セキュリティ | ||
事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行い,宿題の問題に回答を行う | 2.0 | |
15 | 事前学習 | 現在のインターネットで実現出来ない事や,次世代のインターネットとして実験や研究が行われていることについて調べる | 2.0 |
授業 | まとめ | ||
事後学習 | LMSで公開するPDF資料を元に復習を行う。また期末試験に備え,別途指示する試験範囲について総復習する | 2.0 |
成績評価の方法およびその基準 |
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次項の項目及び割合で標準評価基準に基づき総合評価する。
■試験: 70% □小テスト: 0% ■レポート: 20% □演習課題: % ■その他[ ミニテスト 10% ] |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法 |
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講義内で試験やレポートの模範解答を示して解説する |
教科書 |
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参考書・Webサイト |
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https://nakajun.net |
単位習得が望ましい科目 |
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コンピュータシステムⅠ・Ⅱ |
備考 |
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初回講義時に,習熟度別授業のためのクラス分けテストを実施します。試験範囲は,コンピュータシステムⅠ・Ⅱの内容が中心です。 |
担当教員の実務経験 |
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[中島]
キャンパスLANの構築やインターネットワーキングの設計・構築・運用に長年携わってきた実務経験があり,最近の情報通信ネットワークを理解するために最低限必要な基礎知識を厳選して講義を行います。 [高井] 実務経験なし |